人気の「スムージー」ですが、作り方が分からない、作ってみたけど効果があるのか分からない、材料を用意するのがめんどくさい、など困っている方も多いのではないでしょうか。
せっかく始めるなら、続けやすいように簡単な作り方や、美味しい組み合わせ、欲しい効果に合わせた材料の選び方をしっかり知って、素敵なスムージーライフを送りましょう。
初心者でも簡単！スムージーの作り方とは
スムージーとは氷を入れたり、凍らせた果物や野菜をミキサーで混ぜて作る飲み物のことです。今では、栄養を最大限生かしながら摂取する観点から、生の食材で作ることもあります。
スムージー作りで失敗しない2つのポイント
1.野菜：果物は４：６で作る
初めて作る際に、一番困るのが材料の組み合わせ方。栄養バランスだけで選んでも不味くなったり、好きなものばかり詰め合わせても美味しくなるとは限りません。
美味しくないと体に良くても続けられないので、まずは野菜と果物を４：６の割合で作ってみましょう。果物が多く入れば入るほど甘みが増して飲みやすくなります。ただ果物ばかりにするとカロリー過多になったり、糖質の摂りすぎになるので注意しましょう。
2.生で食べられない野菜に注意！
生で食べる方が栄養分が損なわれず最大限に栄養を摂れると思われがちですが、実は生で食べると体に悪影響を及ぼすことも。よく言われる生で食べる際に注意が必要な野菜はこちらです。
- ほうれん草
含まれるシュウ酸は摂取しすぎるとカルシウムの吸収を邪魔したり、体内にシュウ酸が溜まっていくとミネラルと結合して尿結石や腎結石などの恐ろしい事態を招く可能性があるため、ほうれん草は下茹でしてから口にすることが大切です。
- イモ類
含まれるでんぷんは加熱調理を施さなければ消化されません。また、じゃがいもは毒性を含む物質をもち、食中毒を引き起こす危険性があります
欲しい効果別！スムージーの材料の選び方
なんとなく食材を選んでスムージー生活を送っていても、思っていた効果が得られなかった、ということもしばしば。せっかく続けるなら、欲しい効果をちゃんと得られるように、あなたに合った食材を選びましょう。
ダイエットにおすすめのスムージーの食材
ダイエットの手助けとなる栄養として大事なのが食物繊維とビタミン類。食物繊維の多い食事は、満腹感が長続きするので空腹を感じにくく、過度な食事を防ぎます。また腸内環境も整える効果や、食後血糖値の上昇を抑制する働きがあります。ビタミン類は、糖質を代謝するのに必要な「ビタミンB1」、脂質を代謝するのに必要な「ビタミンB2」、たんぱく質の合成を促すのに必要な「ビタミンB6」などビタミンB群がダイエットには欠かせません。食事制限で栄養素が不足しがちですが、これらの栄養素は積極的に摂取しましょう。また、「カリウム」もおすすめです。むくみを改善してくれる働きがあります。
バナナ
バナナは食物繊維が豊富で、コレステロールを抑制したり、便秘を予防します。また、ビタミンB2も豊富で脂質の代謝を促します。
りんご
りんごにはペクチンという食物繊維が多く含まれています。またポリフェノールも豊富でコレステロールを取り除いたり、活性酸素を抑える働きがあります。
セロリ
カリウムを多く含んでおり、体内の余分な塩分（ナトリウム）を排泄する働きがあります。またビタミンB群も多く、エネルギー代謝に役立ちます。
パイナップル
パイナップルは食物繊維も豊富ですが、そのほかにも「マンガン」には、糖質や脂質の代謝に働きかける酵素をサポートする役割があります。また「ブロメリン」はタンパク質の消化吸収を促します。
美容におすすめのスムージーの食材
普段の生活でどれだけいいスキンケア商品を使っていても、栄養が足りていなければ肌荒れを起こしたり、ニキビができたり不調になります。真に体の内側から綺麗になるためには栄養をきちんと摂ることが大切です。美容にいいとされる栄養には皮膚や粘膜を健康に保つために必要な栄養素「ビタミンA」、シミの原因となるメラニン色素の生成をおさえる「ビタミンC」、肌の弾力を保つコラーゲンを増やして美肌効果のある「イソフラボン」などが有名です。では美肌にいい食材はどんなものがあるでしょうか。
みかんやオレンジ
柑橘系でもよく食べられているみかんやオレンジにはビタミンCが豊富です。
パプリカ
あまり知られていませんが実はパプリカはビタミンCを多く含んでいます。野菜の中でも最大級の含有率で、ピーマンの2倍以上も含まれています。
ほうれん草
ほうれん草にはβカロチン（ビタミンA）が豊富に含まれています。肌の基礎体力の向上ができるため、肌の乾燥やしわに悩んでいる人におすすめです。
人参
人参にもβカロチン（ビタミンA）が多く含まれています。
きな粉
きな粉にはイソフラボンが含まれており、骨を丈夫にするだけでなく、肌の弾力を高める効果もあります。
トマト
トマトにはリコピンが豊富。リコピンは抗酸化作用が高いため美容にとてもいいです。
欲しい効果に合わせてスムージーの材料を選ぼう
ただなんとなく「スムージーは体に良さそう」「スムージーを飲めば痩せられそう」と思って摂るのではなく、欲しい効果を得られるために必要な栄養をもつ食材を選ぶことが大切です。
しかし、一から食材の栄養を調べるのも、複数の食材を揃えるのも、大変な作業です。ここで挫折し、続かなければ効果は得られません。
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